▲10月7日に行われた ThinkPad 30周年記念 大和魂2022年では、ユーザー代表としてプレゼンテーションを披露した小久保さん。
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使用歴20年超の私が考える、ThinkPadで欠かせない機能
――現在使用している機種名と、周辺機器について教えてください
「パソコンはX270を使用しています。周辺機器はIBM時代に発売されたトラベルキーボード、ウルトラドック、USB3.0プロドック、あとモバイルディスプレイ『ThinkVision M15』を使っています」
――周辺機器もLenovo製品を愛用していただいていますね。パソコンは以前もThinkPadでしたか?
「はい。学生時代にThinkPad240を手に取ってから20年以上に渡って、ThinkPad一筋です。
それからさまざまなThinkPadを使わせていただき、今のX270で7種類目になります」
――7種類もですか!今まで使ってきた機種を教えてください
「ThinkPad240から始まり、X30⇒X60⇒X61⇒X200⇒X230⇒X270と移行しています」
――歴代機種の中でお気に入りはありますか?
「お気に入り、というより一番思い入れがあるのはX60ですね。大学院修士入学から博士卒業前まで、歴代の中で一番長く使っていました。
論文やデータ分析で使い、在学中に 非常勤で勤めていた高校にも持っていき、気が付いたらバッテリーを3回も交換していました」
――もうパートナーみたいなものですね。周辺機器については何かこだわりはあるのでしょうか?
「キーボードはトラックポイントがある点が気に入っていますね。キーボードを打ちながらでも指は据え置きでマウスカーソルを動かせるので、効率よく作業できると感じています。
マウスを外付けする必要もないので、持ち運びがすごいコンパクトですね。
人によってはタッチパットを使っていると思うのですが、私は断然トラックポイント派。慣れれば細かい作業もできますからね」
――他の周辺機器はについてはいかがでしょうか
「ウルトラドックはモニターを外付けできるようになるので、愛用していますね。ThinkPadに魅力を感じているポイントの1つがドックシステムで、これのおかげでデスクトップを購入する必要性を感じません。
今はモニターを2台接続するために使っていて、他にもさまざまな外付け端末と接続できるので、使い勝手がいいですね」
――確かに、ノートパソコンは外付け端末を接続できる数が限られていますもんね
あと、ThinkVision M15というモバイルディスプレイを最近導入したのですが、ゼミでの学生への指導が非常に楽になったと感じています。
今までは学生を指導するときにプロジェクターを使っていたのですが、1人2人に対してだと、立ち上げがすごく面倒で…。
モバイルディスプレイであればパソコンに接続して、学生のほうへ画面を向けるだけなので、指導が楽になりました」
▲小久保さんが使われているThinkVision M15 モバイルモニター
――ありがとうございます。ちなみにThinkPadに搭載されている機能の中で、重宝しているものがあれば教えてください
「やはり先ほどお話ししたトラックポイントとドックシステムですね。
あと、仕事する上で重宝している機能が指紋センサーです。仕事柄、データ管理やセキュリティには気を付けないといけないので」
ThinkPadの一番の魅力は頑丈さ
――20年以上に渡ってさまざまなThinkPadを使ってきていただいた小久保さんが考える、ThinkPadの魅力を教えてください
「頑丈であることと、カスタマイズしやすいことですね」
――頑丈さといいますと「万が一ぶつけてしまっても安心」みたいな感じでしょうか?
「私が学生だった頃の話をしますと、ThinkPadを持ち歩いている時に転んで、ぶつけてしまったことがありました。
故障していないか確認のために起動してみたところ、なんと正常に作動しました。
この件より以前から、ThinkPadの頑丈さについては聞いたことはあったのですが、実際に自分が経験してみて『本当に頑丈なんだな』と思わされましたね」
――パソコンをぶつけると故障してしまうのではないかと心配しますよね
「持ち運ぶのが怖くなりますよね…。
実際に日本各地の出張や実習の場などで持ち運ぶことが多いので、頑丈さには助けられています」
――持ち運ぶ機会が多いとなると、頑丈であるほうが安心ですよね。お手持ちのThinkPadをご自身でカスタマイズされるのですか?
「はい。過去にThinkPadのHDDをSSDへ交換したり、メモリを増設したりしたのですが、いずれも簡単にできました。
この経験から、弟からThinkpadではないノートパソコンをSSDに交換してもらえないかとお願いされたので挑戦してみたのですが、私では上手くできませんでした…。
ThinkPadはユーザーがカスタマイズしやすいような構造になっているのだと感じました」
――ThinkPadへの熱い思いをいろいろと伝えていただき、ありがとうございました!
今後もThinkPadが小久保様の指導や研究のお役に立てればと思います。
長年にわたってThinkPadを愛用していただいた小久保さんより、魅力をたくさん語っていただきました。
そんな小久保さんが研究で打ち込んでいることが産学連携。「地域と連携して、地域の困りごとの解決を実践する」ことに興味を持ち、生まれ育った東京から離れて大分へ拠点を移し、地域の人と連携して授業を行っています。大学と地域の連携を通してどのように活性化するのか楽しみです。