アフォーダブルなミラキャスト製品と軽量LEGIONグラス:伝統芸能伝承の生産性を高めるXR体験


伝統芸能伝承にXR技術の新たな風
 

埼玉県春日部市では、昨年10月から12月にかけて、複数の無形民俗文化財の保存団体が、アフォーダブルなミラキャスト製品とLenovoの軽量LEGIONグラスを活用した画期的な実証実験を行いました。この実験は、伝統芸能「踊り・奏楽」の伝承における生産性を向上させることを目的としており、「やったり踊り」の総務課員が主導し、「赤沼の獅子舞」「銚子口の獅子舞」の舞手が協力しました。


ミラキャストと
LEGIONグラスのシナジー
 
実験では、ミラキャスト技術を用いてスマートフォンの画面をLEGIONグラスに低遅延でストリーミング。これにより、高価な専用機器を必要とせず、モバイルバッテリーだけでXR空間での練習が可能になりました。軽量のLEGIONグラスは、高解像度ディスプレイで鮮明な映像を提供し、踊り手は客観的な視点で自身の踊りを確認できます。特筆すべきは、視点を固定せず自由に動ける点です。従来のVRヘッドセットとは異なり、長時間の装着でも疲れにくい快適な練習体験を実現しました。

実験結果と未来への展望

実験の結果、この組み合わせはアフォーダブルながらも、伝統芸能の練習における生産性を向上させる効果的な方法であることが確認されました。参加者からは「リアルタイムで修正できる」「客観的に見られる」といった声が上がり、XR技術が技能伝承の効率化に貢献する可能性を示しました。

今後は、コンテンツの多様化、デバイスの進化、超高速ネットワークの普及、インタラクティブ性の向上など、様々な分野での発展が期待されます。
 

参加団体・実験主導者の声

  • 獅子舞団体:「IT技術は想像以上に練習方法を広げる」「新たな風を吹き込むことで文化財を学ぶ楽しさも増す」
  • 実験主導者:「IT技術は文化財との相性次第で技能伝承に大きく貢献できる」「リハビリへの応用も視野に、この技術で世界に貢献したい」
  • 6月から7月の例祭に向けた練習が始まった「やったり踊り」では早くもその実用性が発揮されています。
    また、赤沼の獅子舞、銚子口の獅子舞でも同様に実用性が発揮されると面白くなりますね。
修正前修正後

 

まとめ

アフォーダブルなミラキャスト製品と軽量LEGIONグラスの組み合わせは、XR技術を活用した伝統芸能の伝承において、その生産性を向上させる新たな可能性を示しています。
今後の発展が期待されるこの分野に、ぜひご注目ください。

【指定文化財やったり踊り紹介ページ】
指定文化財 - 春日部市教育委員会ブログ ポータルサイト (schit.net)

【各団体の祭礼日程のお知らせ】
やったり踊り:7/13(土) 大畑香取神社 埼玉県春日部市大畑230

赤沼の獅子舞:7/14(日) 赤沼神社 埼玉県春日部市赤沼770
銚子口の獅子舞:7/14(日) 銚子口香取神社 埼玉県春日部市銚子口551

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