レノボなひとびとVol.7 J-Workout株式会社 土路生 里菜さん【前編】

脊髄を損傷し、車いす生活を余儀なくされてしまった人が、再び自分の足で歩行するためのトレーニングジムを運営しているJ-Workout株式会社。日本初となる「脊髄損傷者専門のトレーニングジム」として、2023年現在は本社のある東京だけでなく、大阪と福岡の3ヶ所に構えています。

J-Workout社では、ThinkPadをはじめ40台ものレノボ製PCを導入しています。

今回はカスタマーサポートとして利用者をサポートしている土路生里菜さんに、業務上でのレノボ製品の使い道について伺ってみました。


土路生 里菜さん(カスタマーサポート、看護師)
運営会社:J-Workout(ジェイ・ワークアウト)株式会社
事業内容:脊髄損傷者専門トレーニングジム
     車いすユーザー対応セルフ型トレーニングジムの運営
本社所在地:東京都江東区木場2-17-13
      第二亀井ビル3階
ホームページ:https://j-workout.com/
電話:03-5809-9390


職場でたまたま触れたThinkPadが使いやすくて自身も購入

――現在、業務で使われている機種名と、使いやすいと感じている部分について教えてください。

「『ThinkPad T495』を使っています。当時使っていた家のパソコンよりもサクサク動くことに感動して、私物もThinkPadに乗り換えました

――そうなんですね!ちなみに、プライベートで使っている機種名も伺ってもよろしいですか?

「『ThinkPad E15』で、2022年10月ごろに買い替えました。Tシリーズだと予算に合わないと感じたので、リーズナブルなEシリーズを選びました。」

――多くのThinkPadユーザーの方からは「トラックポイントが使いやすい」という声をいただきます。土路生さんは使っていますか?

「正直、全然使いこなせていなくて…。でも、他の社員がトラックポイントを使いこなしているのを見ているので、私も使えるようになりたいとは思っています。」

――パソコンを選ぶにあたって、金額面以外で重視したポイントはありますか?

テンキーがあることと、画面が大きいことですね。テンキーは日ごろから使っているので、私にとっては欠かせない条件でした。また、プライベートではYouTubeをよく見るので、せっかくなら大画面で楽しみたい、と言うのがありました。

これらの条件を満たしているモデルを探すのに、当社システム担当の荒木にも手伝っていただいた結果、E15を選ぶことに。おかげさまで、家でも快適に利用できています。」

車いす生活の人が自分の足で歩けるようにサポートすることがやりがい

――土路生さんの仕事内容について教えてください。

「カスタマーサポート兼メディカルスタッフとして、2020年12月から勤めています。

メインはカスタマーサポートとして、会員様からの質問や問い合わせを受けたときの対応業務に携わっています。経理業務のアシスタントとして、請求書や会員様向けの資料を作成することもあります。

大半はパソコンに触れる仕事ですね。」

――会員様向けの資料とはどのようなものなのでしょうか?

「会員様が確定申告を行う上で必要な書類や、ジムを利用するのにかかる費用の見積書などです。」

――メディカルスタッフのお仕事内容についても教えてください。

「入会希望者の方に向けてトレーニングによるリスクを伝えたり、トレーニング中にケガをした場合に診たりしています。メディカルスタッフとしては、パソコンを使うことはあまりないですね。」

――お仕事のやりがいについて教えてください。

「電話やメールで受けた質問に答えたときに感謝の言葉をもらえたり、私の名前を覚えていただいたりしたときですね。あと、当社では年に1回『 KNOW NO LIMIT』という会員様の歩行披露イベントを開催しているのですが、そこで実際に歩いているところを見たときですね。

会員様とのかかわりは間接的かもしれませんが、『会員様が歩けるようになるサポートに携わっていたんだ』と実感する瞬間です。

ドッキングステーション+デュアルモニターで快適な作業環境を実現

――ここからは土路生さんの仕事環境についてお話を伺えたらと思います。周辺機器ではレノボ製品をお使いでしょうか?

「はい。レノボ製品はモニターとマウス、ドッキングステーションを使っています。モニターのモデル名は『ThinkVision T27i-10』です。」

――ドッキングステーションに接続している端末を教えてください。

「モニター、マウス、テンキーの3つですね。自分の席では機能的に、他の場所で作業するときはコンパクトに利用できるのがいいと思いました。

――事務作業がメインだと伺ったのですが、自分の席以外で作業することがあるのでしょうか?

「はい、当社はフリーアドレスを採用しているので、社内の好きな場所で作業することができます。ドッキングステーションは社員全員で共有しているので、必要に応じて付けたり外したりしています。

また、社内のあらゆるところでデュアルモニターで作業ができるように、モバイルモニターを複数台設置してくれていることも、嬉しいポイントですね。」

――実際にレノボのモニターを使ってみていかがでしょうか?

「モニターが縁まであるのが良いな、と思いました。縁が太いモニターだとマウスカーソルが端っこにあるとき、見失いがちになってしまいます…。ThinkVision T27i-10であれば、マウスカーソルを見失うことが少ないので、スムーズに仕事を進められると感じています。

――ありがとうございます。逆に、レノボ製品で気になることがあれば、教えていただけますか。

「強いてあげるのであれば、十字キー周辺のボタンが小さくて密集しているので、押し間違えやすいことでしょうか。ThinkPadのキーボードは非常に打ちやすいので、その点は助かっているのですが。」

――いろいろとお話をいただき、ありがとうございます。では、日本初の脊髄損傷者専門トレーニングジムの運営スタッフとして、何か伝えたいことがあればお願いします!

「当社は脊髄損傷者専門トレーニングジムということで、誰もが使う場所ではないと思います。しかし、事故などによりいつ歩けない状態になるかはわかりません。

そこで万が一、脊髄損傷をしてしまったときに当ジムのことを知っていただけるといいな、と思っています。

会員様の中には、医師の方から『一生歩けない』と宣告された方もいます。そういう方でもトレーニングを受けて、再び立ち、歩けるようになった人もいるので、希望を捨てる前に当ジムへ来ていただけたら嬉しいです。」

▼土路生さんが使っているモデルはこちら▼

ThinkPadを導入した理由はハードな使用環境でも耐えられること

J-Workout社では土路生さんの他にも、多くのスタッフがレノボPCを使っています。

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