ヨーロッパのクラウドサービスに透明性を提供|Jolera社成功事例

ヨーロッパのクラウドサービスに透明性を提供

Jolera社は、インテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystemのストレージとサーバーを活用し、エンタープライズ向けクラウド・サービスに、見積りしやすくコスト効率に優れた課金モデルを導入しました。これにより、同社のヨーロッパ市場での事業拡大が加速しています。

1.背景

Jolera社はトロントに本拠を置き、北米とヨーロッパのパートナー企業にサービスを提供する、テクノロジー・ハイブリッド・アグリゲーション・サービス・プロバイダー(HSAP)です。カスタマイズされたテクノロジー・ソリューションから、クラウドやオンプレミスのデータ移行まで、エンド・ツー・エンドのITソリューションを専門としています。

ここ10年の間に多くの企業のIT部門にとって最重要課題となっているのが、クラウドファーストやクラウドオンリーといった戦略です。こうしたマネージドクラウドのサービスモデルには、迅速なプロビジョニング、優れた拡張性・柔軟性、運用コスト効率が高いといったメリットがあり、反論するのはなかなか難しいでしょう。Joleraは、エンタープライズ・レベルでのクラウド移行が加速していることに目を付け、ヨーロッパ全域にこれまでにないクラウドサービスを提供することを目指して舵を切りました。

2.課題

クラウドサービス・プロバイダー業界は成長の一途をたどり、各社が多様なメリットを謳うなか、Jolera社はヨーロッパのクラウド市場に欠けているものがあることに気づきました。それは課金モデルの透明性です。クラウドサービスにはさまざまな要素や条件があるため、大手クラウドサービス・プロバイダーは課金モデルにそうした変数すべてを反映できていませんでした。そのため、企業はプロバイダーから正確な料金見積もりを得られず、ITリソースの予算化は困難で、実際の月額コストは予想以上に高くなるといった問題を抱えていたのです。

そこでJoleraでは、その問題を解決すべく、ヨーロッパ初となる、料金体系が明瞭でコストを予測しやすいクラウドサービスの提供に乗り出しました。

「ヒアリングを重ねるうちに同じ不満を何度も耳にしました。大手クラウド・プロバイダーの中にはプロセッサー数や稼働時間、使用量など、非常に多くの要素を基準に月額料金を算出しているところがあるのは事実です。しかしあまりに変数が多いと、企業が月々の費用を予測するのが困難な場合があります。当社はそこに大きなビジネスチャンスを見出しました。費用の予測が可能なエンタープライズ向けサービスを提供することが、ヨーロッパの顧客基盤の拡大につながると考えたのです」

José Martins
Jolera Inc. ヨーロッパ地域セールス&オペレーション担当副社長


最適なソリューションを提供する献身的なパートナー

新しいプラットフォームの構築に最適なパートナーを探すためには明確な意図が必要だとJolera社は考えました。彼らがパートナーに求めた条件は、インフラストラクチャーに関する確かな専門知識を持ち、同社のプラットフォームに必要な高品質なソリューションを提供できること。そして何より、プロジェクトの長期的な成功のために力を注いでくれる信頼できる相手であることでした。

最終的にJoleraがパートナーに選んだのは、レノボでした。

「新しいインフラストラクチャー・プラットフォームの構築に向けて、レノボを選んだのにはさまざまな理由があります。レノボは、当社が評価したベンダーの中で、コンピューティング、ストレージ、サイバーセキュリティなどの必要なソリューションをすべてまとめて提供してくれる数少ないベンダーの1つでした。提案依頼(RFP)の初期の段階から、レノボがインフラストラクチャー導入のエキスパートであることは明白で、大きな安心材料となりました」

José Martins
Jolera Inc. ヨーロッパ地域セールス&オペレーション担当副社長


リソースを集約することで、管理の簡素化とストレージ費用の効率化を実現

開発に着手したJoleraとレノボの前には多くの課題が立ちはだかりました。コスト効率に優れた新しいプラットフォームを構築するには、高性能で安全性が高く、導入・管理が容易なインフラストラクチャーを実現する高品質なソリューションが多数必要でした。

そこでJoleraはまず、パワフルなインテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystem SR630サーバーを導入し、Lenovo ThinkSystem DM5000HとDE4000Hで構成されたストレージアレイを接続して、新しいプラットフォームの基盤づくりからスタートしました。VMware vSphereで仮想化された新しいプラットフォームは、Microsoft Windows ServerおよびRed Hat Enterprise Linuxオペレーティングシステムを実行する仮想環境で構成しました。

次に、Joleraはクライアント企業の機密データを24時間体制で保護するため、ディザスター・リカバリー環境を備えたソリューションを構築。インテル® Xeon® Platinumプロセッサーを搭載したLenovo ThinkSystem SR530サーバーで実行されるこの環境では、IBM TS4300テープ・ライブラリによる定期的なバックアップにより、長期的なデータ保護を実現します。また、さらなる保護層を追加するため、障害の起きたドライブを保持できるLenovo YourDrive YourData(お客様によるドライブ保持)サービスも採用しています。

レノボとJoleraの社内ITエンジニアリングチームは、これらすべてを統合し、ポルトガルのポルトにある大規模なコロケーション・データセンターに新しいクラウド・ソリューションを展開。現在、JoleraではLenovo XClarityを活用し、コンピューティングとストレージの全リソースを単一プールとして管理することで、インフラストラクチャーの監視・管理に必要な時間、労力、コストを削減し、より費用対効果の高いソリューションの提供を実現しています。

「レノボのソリューションのパフォーマンス、可用性、信頼性には確かなものがあり、XClarityソリューションの使いやすさには大変感心しています。最初の成果の1つは、ThinkSystemに内蔵されているツールだけで、当社のストレージ・ソリューションの重複排除率を3:1から4:1に改善できたことです。これは確実にストレージ費用の低減につながります。さらに素晴らしいのは、インテル® Xeon® Platinumプロセッサーにより、クライアント企業のワークロードに極めて高いレベルのパフォーマンスを提供できているという点です」

José Martins
Jolera Inc. ヨーロッパ地域セールス&オペレーション担当副社長


3.成果

Joleraは、レノボのソリューションを新しいプラットフォームの中心に据え、隠れたコストのない、月額費用が予測できる単一料金でわかりやすいクラウドをヨーロッパに提案する、という同社のミッションを実現しています。この新しいクラウドサービス・モデルにより、Joleraはヨーロッパのクラウドサービス市場で躍進を続け、最大7,000人規模の企業へのクラウド導入を推し進めています。

Joleraは、スムーズな運用を実現するLenovo ThinkSystemプラットフォームを高く評価しており、近い将来の成長が見込まれるなか、レノボのソリューションなら今後の拡張にも容易に対応できると確信しています。Martins氏は次のように説明しています。「今後3年間で、当社の顧客基盤は前年比25%増となり、2022年末にはクラウドサービスによる収益がヨーロッパにおける全収益の20%を占めるようになると予測しています。将来の成長を見越したスケールアウトは、これ以上ないほどシンプルです。レノボの新しいサーバーやストレージアレイを接続するだけで、わずか15分ほどでリソースが利用できるようになるのですから」

ヨーロッパでのクラウドサービス事業の好調が続くJoleraは、ストレージ、コンピューティング、サイバーセキュリティ分野のエンド・ツー・エンド・ソリューションを提供する上での理想的なパートナーとして、今後もレノボのサポートを頼りにできると確信しています。

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「レノボとの緊密かつ戦略的な関係により、当社の革新的なクラウド・ソリューションは文句なしの成功を収めました。ヨーロッパでさらに事業を拡大していく上で、レノボとは今後も末永く密接な関係を築いていきたいと考えています」

José Martins
Jolera Inc. ヨーロッパ地域セールス&オペレーション担当副社長

ストレージ・ソリューション





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